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行動力×熱量で日本文化を世界に!早稲田大学田中梨紗が日本武道の”なぎなた”で得たもの

「内面から耀く女性を輩出し、社会に新たな耀きを」を理念に活動している女子大生PRユニットTeamKJでは2020年度の代表を決めるべく、オーディションを実施。
このKJの理念を体現する女子大生を選考し、最終ファイナリスト8名の学生を紹介していきます。

今回は早稲田大学2年生の田中梨紗さんにインタビューを敢行。

 

 

 

 

 

 

 

田中梨紗 -TANAKA RISA-
早稲田大学商学部 2年
福島県出身。
中学生のとき、なぎなたで演技競技で優勝し全国大会へ出場。

「アナウンサーを目指していた」というほどの端正な顔立ちの田中梨紗さんが大切にしている「話すことで人と人をつなぐ」というモットーはどのようにして生まれたのか、梨紗さんのルーツを探りつつ、今後の夢や目標に至るまで、彼女の魅力に迫りました。

▶インタビュアー
新谷 瞳子
立命館大学出身。23歳。TeamKJプロデューサー。内気な自分を変えたいと思い、学生団体に大学1年生で加入。3年生になる頃には、代表を務め、大手百貨店とのコラボイベントを運営するまでに成長。卒業後は地元京丹後市で地方公務員を経て、現在はTeamKJのプロデューサーとして女子大生約50名のマネジメントを担当している。

「日本文化を学びたい」その想いで始めた武道で全国大会へ

第一印象は子供らしいかわいさの中にある大人じみた礼儀正しさにギャップを感じた一面もあった田中梨紗さん。
話すことが好きだというだけあって、礼儀正しい言葉づかいの中に、どこか芯のある話し方で耳を傾けずにいられなくなり、話に引き込まれてこっちまで楽しくなってくる。そんな20歳の彼女の人格がどのようにして形成されたのでしょうか。当時の状況を梨紗さんは次のように振り返ってくれました。

海外に興味があったからこそ、なぎなたをやってみた。

--田中さんの幼少期から力を入れてきたことを教えてもらえますか?

中学に入ってからなんですが、武道のなぎなたを始めたんですね。日本の文化を学びたいと思ったというのがきっかけで。
実は当時、なんとなく「海外に行ってみたい」という野望があったのですが、日本にいるのに日本のことを何も知らないなと思い、海外に行く前になぎなただけでなく琴や茶道など日本の文化を中心に学んでいったんです。

ーーそれはすごいですね!なぎなたをやっている人に初めて会いました!!
(Googleで調べて)競技人口は約6万人とやはり少ないんですね!なぎなたをやってよかったこと、得たことはなんですか?

なぎなたでは演技競技で優勝し、全国大会への出場を果たしました。
本気で取り組むことで自分がどのような立ち振る舞いをするべきか礼儀作法を意識するようになりましたね。
なぎなたをはじめ、日本文化を学ぶうえで様々な年代や立場が違う人と触れ合う機会が多かったので、小さい子からご年配の方まで、人と話すときは何かしらの齟齬が生まれないように丁寧な言葉選びを意識するようになったのはこの時の経験が大きいと思います。

ー全国大会とは驚きました!調べてみると、なぎなたの演技競技の判定基準となるものに、①態度や発声②呼吸と気持ちが調和しているかどうかというものがありました。
はきはきとした口調と聞き取りやすい声。そして相手との呼吸や気持ちを推し量る能力はこのなぎなたの成功から得たものが大きいんじゃないですか?

そうですね。なぎなたの影響も大きく影響していると思います。
人と話すのが好きなので、
友達とカフェで話していると気付いたら長時間になっていて、いつまでも話してしまいます。

全国から世界へ。県代表として臨んだ渡米の経験から得たものは。

中学3年時にはなぎなたで全国大会に出場した彼女。勉強とスポーツの両方ともが順調だったものの、
修学旅行で訪れた沖縄で会ったアメリカ人に英語が通じず…コミュニケーションが図れなかったそう。
強い憤りを覚えたという彼女は高校で留学を決意したと力強く話してくれました。

興味があった海外へ。そこで感じたもの得たもの。

ーー次に留学の話をお伺いしたのですが

高校2年時に校内選考を勝ち残り、福島県の代表としてアメリカとカナダに短期留学しました。
県代表としての責任を胸に渡航したこともあり、初めての海外は私にとって楽しむと言うより何を得てこられるかが念頭にありましたね。

ーー17歳で初の海外でしっかりとそう言ってのける高校生ってすごいですね!女子1人での初めての海外。
ホームシックになってもおかしくはないのに。2017年ってアメリカは現大統領のトランプ氏の当選が年初に確定。
アメリカの仕組みが大きく変わりはじめていた時ですよね。色々と大丈夫だったのですか?

当初の目的であった、“伝える”という部分に関しては、つたない英語でも頑張って話すことでイディオムを知らなくても、伝えたいという気持ちがあれば、ある程度可能であるという実感を持つことができました。
言葉の壁を超えて世界と自分が繋がることを実感できた。それが凄く楽しくて。
自分が話すことで人と人をつながって、何か新しい価値を見いだせないかと考えるようになりました。このあたりの経験が今の自分のベースになっていると思います。

ーー全く困ったそぶりもなく、しっかり目的に対して実直に向き合えるのがすごいな。
人と話すということを大切している田中さんからしたらまさに人生のターニングポイントだったように思えますね。

同年代の人たちと数多くの話をしました。それぞれが思い描く未来について議論する中で、価値感が異なっていても国や言語が異なっていても、自分たちの可能性は限界がないことに気づいたんですね。
また、それと同時に一人でできることって限界があると思うんです。
まったく違う人同士が出会うことでさらに良いものができたり、様々な考え方や知見を得ることで人生がより豊かになると。
それを実現するために、人と人をつないで新しいものを作っていける存在になりたいと思うようになりました。

行動力が加速!大学に入ってマルチに活躍する原動力とは。

小さい頃からの憧れでもあり、言葉をつかって人と人をつなぐということにもマッチしているアナウンサーになるべく、アナウンサーを数多く輩出している早稲田大学への入学を果たします。
しかし、放送部での活動やその先輩方の進路先をみていて、アナウンサー以外でも輝いている人が多く、本当にアナウンサーがやりたいことなのかと自問自答するようになりました。
そしてやりたいことを探すべく、自分に合っている・やりたいものを探すべくインターンに奔走しました。

マーケティング会社の社員も驚きの大学1年目のキャリア

ーー中高生は華々しい活躍でしたが、大学に入ってからはどのように過ごしていたのですか?

もともと広く試してみたいタイプなので、上京を機に「ワクワクしたものにはすべて挑戦しよう!」をモットーに過ごしています。
SNS運用会社にてInstagramの運用と分析をしたり、WEBマーケティング会社ではSEOを意識したライティングや医療系ベンチャーでメルマガの作成などもしました。
大学の言語取得に関するリサーチアシスタントもやりましたね。
大学主催の医療系人材育成プログラムに参加してビジネスモデルを学ぶだけではなく、優秀な他大学生との出会いもありました。
また、様々な有名企業のワークショップや講演会に参加し経済の仕組みを体系的に学べました。


どれも楽しく学ばせて貰いましたし、スキルとしても身についている実感があります。

ーーたった1年でデジタルマーケティングをひとりでできるのではないかというラインナップに舌を巻かれました(笑)
マーケティングベンチャーの私よりも詳しそう(笑)
ここまでの経験をしていく彼女の原動力とは何なんでしょうか?

「これ!」という固定観念がないですよね。ある意味その柔軟性が自分の強みだと思っています。「人と話すことが大好き」というのが根底にあって、その上で新しい出会いと生まれる心の高揚を大事にしています。まだまだ知らない領域にこれからも踏み込んでいきたいです。

走り続ける20歳が見据える未来

ーーなるほど、やはり「人と話すこと」は彼女の大切にしているものであるのは一貫していますよね。
なぎなたを通じて学んだ人とのコミニケーションや自分との向き合い方。日本の文化を伝えること。
さらに、留学時には言葉の壁を超えて、人と人をつなぎ新しいものをつくる重要性が彼女のベースになっているのは間違いないと思いますよ。
現段階で将来やりたいことっていうのはあるんですか?

アナウンサーになりたいという想いは幼少期から変わっていません。
社会を知れば知るほど、人と人の繋がりを大事にしたいと感じました。
しかし、人と話して人と向き合う仕事という意味で人事職や営業職も魅力的だと思うようになりました。
会社の商品を自信をもって伝えることでその幸せを提供できる人になりたいですね。
また違う切り口としては、商学部での学びやインターンの経験から、コンサルティングだったりマーケットインの考え方で貢献できる(=市場から汲み取った解決案を提案する商品を提供している)企業で働きたいと考えています。

ーーアナウンサーを目指している中で営業職とは意外です!女性で営業志望というのも珍しいですね。

男性だからこうあるべき、女性だからこうあるべき。そういう考えってまだまだ残っていると思います。
でも、私の尊敬する祖母はそういう考え方を一切持たずに接してくれました。
良い報告をすると「かっこいいね!全力で頑張りな!」と鼓舞してくれます。
とは言っても、結婚して子供が生まれるというイベントを考えると、仕事は生活や人生を豊かにするための大切な手段であり、女性としての幸せも大切にしていきたいですよね。
趣味としては、自分が経験したなぎなたや茶道といった日本文化を海外に発信して社会に還元できたらと思っています。
グローバル化と謳われる中ですが、私は日本で生まれ育ったことが誇りです。まだまだ可能性は無限大です。
また、女性の社会活躍が望まれる社会の中で「女性の強み」が注目されることが多くなっているように感じます。
私は、女性がワクワクする社会を創っていきたいと思っています。

「日本文化を伝えたい」これからのチャレンジとは

日本文化を伝えるというチャレンジはまさに彼女の永遠のテーマとなっています。
そのチャレンジに対して、どんなことに取り組みチャレンジしていきたいのか。
そして、田中さんの思う「リーダー像」について語っていただきました。

同じ女性がワクワクする商品やサービスを作りたい。

ーー今後、やってみたいことはありますか?

高校生まで田舎に住んでいたので化粧品に対する強い憧れがあり、上京して百貨店のデパートコスメの商品棚を見たとき凄くワクワクしたんです。
なので、女の子をワクワクさせるような化粧品や洋服などの女子大生のニーズをとらえた商品を企業とコラボして作ってみたいです。
あと、カフェ巡りが凄く好きなので、カフェ好きのためのサービスを作りたいとも考えています!

ーーカフェがお好きなんですね!どのようなサービスを考えているんですか?

特に、個人経営のカフェに行くのが好きなんですよ。
ただ、カフェって、醸し出す雰囲気だけは行ってみないと分からないことが多くて、「3時間並んだのにこれ?」
みたいな、自分のイメージと実際のカフェの雰囲気とのギャップにがっかりすることがあるんです。
なので、自分が行きたい雰囲気、もしくはその人が新しいフィールドにワクワクするような雰囲気のカフェとマッチングするサービスができないかと考えています。
実は以前、とあるビジコンでこのサービスを提案する機会があったのですが、それっきりになってしまったので、チームとして継続してやらないと実装までは難しいと感じています。

ーー可能性は無限大ですね!今までしっかり地に足をつけて経験を積まれたからこそ、残りの大学生活で大きく羽ばたく姿が予想出来ます!私がワクワクしてきました!笑
ちなみにチームとして継続してやっていくとおっしゃる田中さんのリーダー像というのはどんなものなんですか?

人の良さを引き出し、よりよい意見を見いだせるリーダーになりたいと思っています。
自分が多くを語るより聞き役に回ることで、チームとしてベストなアイデアを見つけていきたい。
全ての事象には意味があるように、どんな意見にも可能性を秘めています。掛け合わせることで今までにないものが作り出せます。
先導を切って己を貫くことがリーダーではなく、誰よりも汗水を流して泥臭く貢献する覚悟が必要であると信じています。

そして、新しい舞台へ

人と人を繋ぐことがしたいと語る田中梨紗さん。
チームとして継続して行っていくために、新しい舞台へ挑戦することを決めました。

田中さんが挑戦するのは、全国の学生100名が所属する女子大生PRユニット『TeamKJ』の代表の座をかけたオーディション。
明るい言葉で、意気込みを語ってくれました。

オーディションにかける意気込み:田中梨紗

teamKjの秘めたる可能性に胸が高鳴っています。
私が代表として、現在活動の中心である関西圏と私の生活拠点である関東圏を「繋ぎ」、女子大学生と社会を「繋ぎ」、大きなムーブメントを起こしてきます。
大和撫子として、ゆくゆくは世界へも発信していけるような団体にしていきましょう!大切にしていきたいのは一人ひとりのこうしたい!という知的好奇心です。
teamKjのみんなが自分自身に自信を持ってキラキラ活動する空間を創り上げていきましょう!

女子大生PRユニット『Team KJ』とは

全国の女子大生約50名が参加する学生団体です。卒業生、関連団体も含めると100名以上が在籍しています。
「社会に、まだない耀きを」を理念に20代女性向けのPR活動を行っていて、
ウェブを使ったプロモーションや、イベントの企画運営を学生自らが行っています。
2015年度から行政、大手百貨店、農業系共同組合など50社以上とタイアップをしており最近では大阪万博の誘致プロジェクトにも携わっています。2020年5月より活動をオンライン化。コロナの影響により、リモートで「何かしたい」という多数の学生の声に応えるため、全国からオンラインで活動するメンバーを募集しています。

キャリアエール運営チーム 公式のおしらせなどを行います

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