憧れコスメPR担当が語る誰でも可愛くなる方法!元はコンプレックスの塊だった?國學院大学梶山悠莉彩
「内面から耀く女性を輩出し、社会に新たな耀きを」を理念に活動している女子大生PRユニットTeamKJでは2020年度の代表を決めるべく、オーディションを実施。
この理念を体現する女子大生として、最終ファイナリスト8名の学生を紹介していきます。
今回インタビューするのは國學院大学3年生の梶山悠莉彩さん。
梶山悠莉彩 -KAJIYAMA YURIA-
「伝える」を軸にテレビ、雑誌の企画広報を経験。現在は大人気コスメのPR担当。
”可愛くなりたい”と極めたコスメ研究が今では仕事に。
趣味は4歳から続けている着物を着ること。
「社会派×可愛い×楽しい」の実現が目標です!
雑誌Seventeenの読者モデルとしても活動をしていた梶山さん。
現在は韓国コスメの商品開発や、日本でのPRに携わっているそう。
ぴんと背筋を伸ばして、ハキハキと淀みなく自分のやってきたことを話す梶山さんは、どこから見ても素敵な女性!
自信に満ち溢れているように見えました。
しかし、そんな梶山さんも元々は自分の外見に、コンプレックスを抱えていたそう。
「どんな女の子でも可愛くなれる方法を、伝えたいんです!」
雑誌やテレビ番組で企画を行ったり、かたや渋谷区長に政策提言を行ったりと多方面で活躍してきた梶山さん。
彼女が見つけた『誰でも可愛くなれる方法』とは?
▶インタビュアー
松本木実
神戸大学卒業。在学中は女性のキャリアに興味を持ち、4つの女子大生団体を運営。卒業後はブライダルスタイリストを経て、現在はIT業界にて人事を務める。採用や就職活動のサポートを通して300名近くの学生に携わる傍ら、女子大生PRユニットTeamKJの運営も行っている。
目次
高校生まではコンプレックスの塊だった
「女子大生の間にやりたいことがあるんです。」
梶山さんは取材を始めてすぐ、矢継ぎ早にたくさんの夢を語ってくれました。
ファッションショーをすること、メディアで就活事情について語ること、テレビ番組の企画をすること、企業の採用広報に貢献すること、大学生目線で商品開発を行うこと…。
女子大生というバリューを活かして、将来のために、社会のために役立つことがしたいと話す彼女ですが、そんな彼女が今一番行いたいのは同じ世代の女子大生に『可愛い』を発信することだと言います。
152センチという身長が受け入れられなかった
--正直、梶山さんと話しているとどこにコンプレックスを感じていたの…?という感じなんですが…
私、身長が152センチしかないんです。それが本当にコンプレックスで。
地元の静岡の病院と東京の病院にも行ったのですが、どちらでも治療をすることはできないと言われてしまいました。
ホルモンの注射を打つことも検討したんですが、それだと骨が横にも縦にも伸びるので骨格のバランスが悪くなると言われてしまい。
--それはわかる気がします。私も中2くらいで身長が止まってしまって、正直今もコンプレックスです…。
身長って変えることが出来ない部分ですが、どうやってそのコンプレックスを受け入れたんですか?
きっかけは高校生の頃、雑誌の読者モデルにスカウトされたことでした。
最初はこの身長だし、正直モデルなんかしたって…と思っていましたが、周りの勧めもあって挑戦してみたんです。
コンプレックスを抱えたまま人前に出ることに不安ばかり感じていたんですが、読者の方から「身長が低くてもオシャレを楽しむことにより、自信を持つことができました!」って感想をいただけたんです。
あれは、本当に嬉しかったですね!
自分のコンプレックスだった身長が、誰かの役に立てたことで、やっと自分を受け入れることが出来るようになりました。
--なるほど、周りの方が受け入れてくれださったからだったんですね。
でも正直、コンプレックスがある中で、人前に出ていくってすごくハードルが高いように感じますが…。
私は逆だと思うんです!
自分が受け入れられない部分でも、そこをいいねって言ってくれる人が世の中にはいるんだなってその時初めて気付いたんです。
でも、人前に出ていかないと、なかなかそういった周りの声を聞くこともないじゃないですか。
あのとき雑誌にモデルとして出ることを決意しなかったら、まだコンプレックスの塊だったかもしれないです。
コスメオタクが奏して、人気コスメのPR担当に就任
--現在コスメの企画やPRを担当されているとおっしゃっていましたが、それもこの経験が生きているんでしょうか?
ずっとコンプレックスの塊だったから、「可愛くなりたい!!」と思ってコスメの研究ばっかりしてたんですよ。
だんだん自分のことを受け入れられるようになったのは、コスメのおかげも大きいと思います。
今やすっかりコスメオタクで、今も日々いろんなコスメの研究をしています!
自粛期間中は新しいカラコンやメイクにも挑戦していました。
これその時の写真なんですが、いつもと少し違う雰囲気で気にいっています!
こうして身につけてきた知識を、より多くの人が自信を持つために活かしていきたいと思って、まずは雑誌でライターをさせていただくようになったんです。
この思いは大学で上京した時さらに強くなって、現在はコスメ会社でPRや商品企画をさせていただいています。
--好きだからこそ、本当にリアルな、ユーザー視点に立ったPRができそうですね!
具体的にはどんなことをされているんですか?
韓国コスメを日本でどうやってPRしていくのか戦略を考えたり、それに基づきながらSNSを運用したり、マスメディアに発信するためのプレスリリースを作成したりしています。
実際に販売する商品を企画することもあるのですが、日本人女性と韓国人女性ではそのときに流行っているアイテムや、流行っている理由は違っていると思うので、韓国コスメが好きな日本人の方であったり、これから使ってほしいターゲット層の方を探してきて、リアルな意見を反映させるよう意識しています。
内側からも自分を好きになる努力を
自分のコンプレックスを認めるために、モデル活動を行ったり、コスメの研究を行うなど、外見的な努力を重ねられてきた梶山さんですが、その一方で、全国区の情報バラエティで若者向けの企画を考えたり、渋谷区長に対して2020年のオリンピックに向けた政策アイデアのプレゼンを行い区長賞に選ばれるなどの実績も残しています。
学生の視点を活かし、テレビ番組の企画を担当
--梶山さんは、美容商品の企画だけでなく、テレビ番組の企画などもされていたんですよね?
そうですね、いくつかのテレビ番組で若者向けのコーナーの企画を担当していました。
元々はこの業界に憧れがあって、アルバイトとして入社し、最初は雑用などを行っていました。
その頃制作チームで唯一の学生だったので、「学生から見てどう思う?」と意見を聞かれることが増えていき、徐々に企画を出すポジションに変わっていったという感じです。
--そこでも学生としての等身大の目線を活かされていたんですね!どんな企画を出されたんですか?
長期休みの学生向けのコーナーを担当して、東京ディズニーリゾートの企画などを出しました。
制作にあたるのは大人の方ばかりで学生は私1人という環境の中、プレゼンテーションの資料を年齢・性別問わず理解していただけるよう作ることは、最初はすごく難しく、結構苦労しましたね…
でも無事企画を通り、放送後読者の方から「紹介していた通りにディズニーランドを回ってみたらすごく楽しかった!}というメールをいただいて、自分の力が活かせたことが嬉しかったです!
渋谷区長へ政策の提言も!
--テレビの企画以外にも、自分のアイデアを発信することはあったのですか?
大学2年生のとき、渋谷区長に対して、オリンピック時の政策提言を行うプレゼン大会に出場したことがあります。
参加のきっかけは実際に街を歩いていて、外国人や地方からきた観光客の方に声をかけられる機会が多かったから。
その多くは「トイレはどこ?」や「和式トイレの使いかが分からない。」といった困りごとでした。
それで、渋谷区のトイレって確かに分かりづらいなと思って、外国人に向けた多言語対応のアプリを作成することで誰でもトイレの場所がわかるようにすることを提案したんです。英語に対応している地図や標識は数多くあるのですが多言語に対応していないことが問題だと思いました。
実際のデータを分析して、トイレの場所が分かりにくいことが観光においてどれほど損失なのかを伝えました。
アプリの中に掲載するマップには、美術館などの公共施設や百貨店のなど周辺施設の魅力を記載することも提案しました。トイレに関する課題を解決しつつ、付加価値もつけられるよう意識した結果、いくつかの提案があった中で、この提案が区長賞に選ばれることになったんです。
--区長賞ってすごいですね!
美容に関してだけではなく、色んな分野で自分の等身大の目線を活かした発信をされてこられたんですね。
大人顔負けの活動の裏にある、ひとつの信念
美容に関してだけではなく、様々な分野で自分の等身大の目線を活かして発信を行ってこられた梶山さん。
一見、全く繋がりの内容に思える活動も、全てはひとつの信念のもと行われていることが分かりました。
彼女が感じた「誰でもかわいくなれる方法」
--梶山さんのように、コンプレックスを乗り越え、かわいい女性になるにはどうしたよいと思いますか?
外面と内面の両方から自信を育てることだと思います。
可愛くなるためには、自分の好きな外見を目指して努力することももちろん大切ですが、それだけじゃ足りないと思うんです。
私の場合は、モデルやコスメが外見を受け入れるきっかけをくれて、様々なPRや広報に取り組むことで出来ることが増え、内面を受け入れることができました。色んな挑戦をして、出来ることが増えたことで、自分に対して自信がついたんです。
そうして、徐々に自分のことを好きになることができました。
まずは誰よりも、自分のことを好きになってあげること。
そうするとその自信こそが、なによりもあなたを可愛くみせてくれると思います!
--外面だけではなく、内面からくる自信って今までの梶山さんのお話を聞いてすごく納得しました。
正直、学生のレベルを超えて活動されているなって思ったんですが、将来は何をしていきたいのでしょうか?
第一志望はアナウンサーです。小学生の頃から何かを伝える仕事がしたいと思っていたので、広告業界のインターンも参加したり、「伝えること」を研究しています。
昨年、パンテーンが「令和の就活ヘアをもっと自由に」というプロジェクトをやって、とても話題になっていましたが、私もあの広告に衝撃を受けたんです。
なので、企業と学生の立場が違う人たちの本音を見せることができるようなものなど、ただ物をうるだけでなく印象に残ったり役に立ち学びのある発信ができる人になりたいです。
そして、新しい挑戦へ
「自分のことを好きになる」という軸で、様々な活動に挑戦してきた梶山さん。
新しい挑戦の場として、全国の学生100名が所属する女子大生PRユニット『TeamKJ』の代表を目指されています。
しっかりとこちらを見据えて、はっきりとこのオーディションにかける強い意気込みを語ってくれました。
オーディションにかける意気込み:梶山悠莉彩
メンバーと個性を共有しあうことで「社会派×可愛い×楽しい」の要素が詰まった事業を実現し、若者が熱狂できる新たなトレンドを創りたいという想いで応募させていただきました。
そのためにマーケティングや発信を通して企業と若者を繋ぎたいです。
また、大学では大好きな日本の文化を学んでいます。その魅力を伝えるために実際に着物を着て発信することで、日本の文化と世界の架け橋になりたいです。
精一杯頑張るのでよろしくお願いします!!
女子大生PRユニット『Team KJ』とは
全国の女子大生約50名が参加する学生団体です。卒業生、関連団体も含めると100名以上が在籍しています。
「社会に、まだない耀きを」を理念に20代女性向けのPR活動を行っていて、ウェブを使ったプロモーションや、イベントの企画運営を学生自らが行っています。
2015年度から行政、大手百貨店、農業系共同組合など50社以上とタイアップをしており最近では大阪万博の誘致プロジェクトにも携わっています。2020年5月より活動をオンライン化。コロナの影響により、リモートで「何かしたい」という多数の学生の声に応えるため、全国からオンラインで活動するメンバーを募集しています。