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グループLINEで発言することも出来なかった内気女子が、全国規模の女子団体代表を目指すまで。同志社大学富永瑠華

「内面から耀く女性を輩出し、社会に新たな耀きを」を理念に活動している女子大生PRユニットTeamKJでは2020年度の代表を決めるべく、オーディションを実施。
この理念を体現する女子大生として、最終ファイナリスト8名の学生を紹介していきます。

今回紹介するのは、同志社大学3年生の富永瑠華さん。

富永瑠華 -TOMINAGA RUKA-
同志社大学社会学部3年生。2018年度より、学生参加型WEBメディア「ビズキャンプラス」での学生キャスター、ライターを務める。その後はコンテンツマーケティングを行うベンチャー企業で広報インターンを行う。

 

大学では入学当初からサークルに入らず、今まで複数のインターンに専念されているそう。
理想である「自分自身を好きな人」に近づくために、大学・世代を超えた環境に常に挑戦されています。

もともと周りの目を気にしすぎるあまり、クラスのグループラインですら発言に抵抗があったと話す富永さん。
それほど内気だった彼女が複数のコミュニティでの経験を経て、今では全国の大学生100名が活動している女子大生PRユニット『TeamKJ』での代表を目指すほどに。
そのあくなき挑戦の裏側には、「自分を変えたい」という強い思いがありました。

▶インタビュワー
松本木実
神戸大学卒業。在学中は女性のキャリアに興味を持ち、4つの女子大生団体を運営。卒業後はブライダルスタイリストを経て、現在はコンテンツマーケティングを行うスタートアップケイ・ブリッジにて人事を務める。採用や就職活動のサポートを通して300名近くの学生に携わる傍ら、女子大生PRユニットTeamKJの運営も行っている。

消極的な自分を変えるため、大学・世代を超えた環境へ

消極的な彼女が一歩踏み出したきっかけは「変わりたい」という思い

話し方からも温和なのが伝わってくるようで、優しい雰囲気をまとう富永さん。
理想の自分に変わりたいと思い、最初に挑戦したのは学生キャスターというお仕事でした。

--富永さんは「変わりたい」と思って、インターンを始めたそうですが、もともとはどんな性格でしたか?

高校時代までは自分から発信しするのが苦手で、何かアイデアを思いついても口に出せずもどかしく思っていました。
これ言ったら、どう思われるかなとか気にしてしまって。
ライングループで発言できないくらいに消極的だったんです。

--そこから変わりたいと思ったきっかけは?

大学に入った時に周りの友達と話をしていると、みんなスポーツですごい賞をもらっていたりとか、成し遂げてきたものを持っている子ばかりだったことに気付きました。
だけど私はずっと消極的だったし、そういった「自分を語れるもの」がなくて…

それがすごく悔しかったんです。
大学で何か語れるものを作って、自分を好きになりたいと思うようになった。
それでまずは人前で発信することをやってみたいと考えたんです。

--それで目をつけたのが学生キャスターだったんですね!ライングループでの発言すら躊躇するぐらいだったのに、キャスターっていきなりすごくハードルが高くないですか…?
もともと発信することには興味があったので、実は学生キャスターを始める前に、とある観光大使のアンバサダーオーディションにも応募してたんですが最終審査で落ちてしまったことがあったんです。
それが悔しくて、他に何かできることはと思ってすぐ調べて見つけたのが学生キャスターでした!

ネット検索で[学生キャスター 大阪]と調べ、一番上に表示されたのが学生参加型メディア「ビズキャンプラス」というものでした。本当に悔しかったのでその日に電話をかけて、次の日にはzoom面接を受けていました!笑

初めて挑戦したビズキャンプラスで感じた「やりがい」

ビズキャンプラスでは、「大学生活をもっと楽しく」というコンセプトで、学生生活や就活に関することを発信していたそう。
富永さんは学生キャスターとして、新しくできたホテルを取材し、その魅力を記事で発信するという活動をされていました。
初めての挑戦はどのようなものだったのでしょうか。そこで得たやりがいについて語ってくれました。

--記事を使ったPRを行われたそうですが、それまでにもライターのご経験があったのですか?

いえ、学生キャスターとして取材させていただいた時が、初めてのライター経験でした。
取材から写真撮影、記事の作成まで全て自分一人でしないといけなくて大変でしたね…。

当時オープンしてまだ1ヶ月ほどだった京都のデザインホテルのPRだったのですが、まだアルバイトの方も募集中だったくらいなので、自分の書く記事が大きく左右するかもしれないと思うと、自分が頑張らなきゃ!と感じました。

--オープンまも無いとなると、口コミとかも少ないでしょうし、すごい責任重大ですね。
実際に取材をされてみてはどうでしたか?

「すごいきれいですね!」とか「素敵です!」とか同じような言葉ばっかり使っちゃって、自分のボキャブラリーの少なさを痛感しましたね。
でも、記事を公開した後には取材をさせていただいた企業の方から、「記事のおかげでアルバイトの応募があったよ!あの記事書いてくれてありがとう。」と言うお声をいただいて、反響があったことも嬉しかったし、頑張って良かったなと思いました。

より深く「発信」を学ぶため広報インターンに

学生キャスターの経験を経て「自ら発信したい」という気持ちをさらに強くされた富永さん。
その後はコンテンツマーケティングを行う関西のベンチャー企業で広報のインターンに参加をしたそう。
関西でのインターン受け入れ数No1の企業で、富永さんは100名ほどの学生を束ねながらインターンの応募者数を増やすことを目的にSNS運用を担当。コロナの影響で初めて全国から募集をするようになったりと状況がそれまでとは大きく変わり、全国化したことで数値目標も歴代でもっとも高かったと言います。
それでもSNSの知識も学びながら、試行錯誤を繰り返した結果、半年後にはその目標を達成することに成功!!

狙ったターゲットに情報を届けることが、特に難しいSNS運用。
どのようにしてSNS運用を成功させたのか教えていただきました。

--SNS運用をしていた中で難しかったことはありますか?

私たちの運用の目標は「インターン応募者を○人まで増やす」ということ。
この目標を達成するために最初は、まず投稿のインプレッション数(※投稿が表示された回数)を増やせば良いのではと考えました。

そこで当時、おうちカフェの影響で『ダルゴナコーヒー』が流行っていたので、その話題に関した投稿をしたんです。
結果、インプレッション数は大きく伸びたのですが、そこからの応募者は少なくて。
その時に想定しているターゲットに情報を届けるという意識が重要なんだと気付きました。

--ダルゴナコーヒーは大学生の間で流行りましたが、「ダルゴナコーヒーの情報が欲しい大学生=ターゲットとしている大学生」とは限らないですもんね。
その後、SNS運用ではどのような工夫をされましたか?

参加していたインターンにはいくつかの部門があって、その中でもマーケティング/広報/人事という3つの部門を特にアピールしていきたいと思っていました。
ハッシュタグを使った運用をしていたのですが、まず「#ズーム#バーチャル背景」などのワードで大学生にターゲットを絞り、そこから「#広報」「#人事」など私たちがアピールしたい部分と関連付けて発信するようにしました。
そうしたら大学生から応募がくるようになり、成功したなと感じました!

学生キャスター、広報活動から得たものとは

「変わりたいという願望があれば、人は変われると伝えたい」と語る富永さん。
大学3年間、常に自分を変えるために挑戦し続けた結果、消極的だった性格はどのように変化したのでしょうか。

--学生キャスターや広報活動のインターンで得たものとはなんでしょう?

学生キャスターなどで表に立って発信する機会が多くなると、自分の言葉でダイレクトに伝えることがこんなに楽しいんだと思うようになりました。
最近では、中高の友達に会うと必ず「変わったね」と言われます!

インタビュー中、富永さんはずっと「自分の言葉」で真っ直ぐに思いを語ってくれました。
他にもお話を伺っていると、周囲の人が意見を発しやすい環境を作るなど、自分の言葉以外にも周囲の人の言葉や思いを大切にしているように感じました。

「自分自身を好きな人」でありたい

常に挑戦し続ける富永さん。その目標やキャリア形成についても明確なものがありました。

--今現時点で理想像であったり憧れの女性像はありますか?

自分自身を好きな人でありたいと思っています。
キャスターなどを経験してきて、胸をはって意見を言える人だったり、オブラートに包みながら自分の意見を言える人にたくさんお会いしてきました。
私もそういった「自分自身を好きな人」になりたいという思いを糧に、なりたい自分になれるよう行動を起こしています。
今回女子団体TeamKJの代表へ挑戦したのも、より理想の自分に近づいて、もっと自分を好きになりたいと思ったからです。

--将来、どのようなキャリアを歩みたいと考えていますか?

自分のライフプランを考えると、30歳までに広報職に就きたいと思っています。
広報職は入社していきなり任せてもらうのが難しいので、なるべく若いうちからキャリアアップできるような企業を探しています。

もっと私を好きになるため、新しい挑戦を

理想の自分に近づくため、様々な挑戦をしてきた富永さん。
そんな彼女が自身のキャリアアップに生かしたいと新しい挑戦を始めます。

それは、全国の学生100名が所属する女子大生PRユニット『TeamKJ』代表の座をかけたオーディション。
大阪万博の誘致アンバサダーを務めたり、6000人規模のイベントに登壇したりと、TeamKJの代表となるとこれまで以上に人前に出て自分の言葉を伝える機会が増えていきます。

消極的だった自分も変われると証明したいんですと、オーディションに参加する意気込みを語ってくれました。

オーディションにかける意気込み:富永瑠華

学生生活を有意義なものにしたいと常日頃から思い、いろいろなことにチャレンジしてきました。
また、人前に立ちたくさんの経験を積むことで成長したいとも思い、行動してきました。
学生キャスターも、広報インターンシップの参加もその1つです。
その経験を生かしてTeamKJで活躍できるよう頑張り、残り半分を切った大学生活の集大成にしたいと思います。
よろしくお願いします!

女子大生PRユニット『Team KJ』とは

全国の女子大生約50名が参加する学生団体です。卒業生、関連団体も含めると100名以上が在籍しています。
「社会に、まだない耀きを」を理念に20代女性向けのPR活動を行っていて、
ウェブを使ったプロモーションや、イベントの企画運営を学生自らが行っています。
2015年度から行政、大手百貨店、農業系共同組合など50社以上とタイアップをしており最近では大阪万博の誘致プロジェクトにも携わっています。2020年5月より活動をオンライン化。コロナの影響により、リモートで「何かしたい」という多数の学生の声に応えるため、全国からオンラインで活動するメンバーを募集しています。

 

キャリアエール運営チーム 公式のおしらせなどを行います

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